キャンベラ -ピーター・ダトン財務相補佐は1日、今後オーストラリア税務署(ATO)が闇の経済(ブラックエコノミー)を厳重に取り締まっていく方針を発表した。
オーストラリア国立会計監査局(ANAO)が28日に発表した報告書によると、オーストラリア税務署は前会計年度に5300万ドルを費やして現金取引経済監査グループによる22件の調査プロジェクトを実施した。この結果1億9600万ドルが追加課税として徴収された。しかし、130億ドルにも及ぶと推測されている闇の経済は、以前として大きな問題として残っている。
ダトン財務相補佐は、税務署は脱税と闇の経済を今後更に厳しく取り締まっていくとし、「社会にはいつでも、社会の規則から外れる人々が存在する。法を破る者は罰されるように、脱税者達もいつかは罰せられる。」と述べた。