[シドニー-24日]二人組の男がシドニー市内のバーで、日本人女性旅行者などをターゲットに、飲み物に薬物を入れ盗みやレイプをはたらいていた事件に有罪判決が下された。
2003年10月、ピークハースト在住のチェブリ・ディジャト37歳とベルモア出身のアデル・サマディ29歳の二人は、ジョージストリート沿いのThe Wise Monkeyを含むパブで日本やスイス、パースやアデレードからの旅行者の女性9人と3人の男性の飲み物に薬物を入れ、さらにサマディ被告はスゥェーデンからのバックパッカーを、ディジャト被告は韓国人旅行者を自宅でレイプしたとされ、どちらの事件でも有罪となった。
二人が使った薬物はクロナゼパム、通称リボトリルというもので、一時的な記憶障害と不眠などの副作用がある。ディジジャト被告は鬱病の治療に使っていた薬だと説明した。
二人は有罪判決が下された時に表情一つ変えなかったという。
ディジャト被告は逮捕された時、被害者から盗んだ革のジャケットと時計を身につけていた。