ブリスベーン2日-QLD州政府は、タバコ販売店に対し、店内のタバコカートンの展示や未成年者へのタバコの販売を中心に取り締まりを開始した。QLD州で制定されたタバコ販売店に対する新法律は、QLD州の喫煙率の減少を目的に、2005年12月31日に施行された。しかし、新法律の施行により、タバコの販売店内および販売方法における変更や調整が必要となることから、3ヶ月間の猶予が与えられ、その猶予期間が近頃終了した。
同法律のもと、タバコ販売店でのタバコカートンの展示や喫煙用の製品の陳列が違法行為とみなされ、販売店は厳重な刑罰が科せられる。また、未成年者へのタバコの販売に対しても、販売店は10万500ドルの罰金が科せられる。身分を偽り、タバコを購入した未成年者に対しても、初めて罰金が科せられることになり、最高で1500ドルの罰金の支払いを要求される。
スティーブン・ロバートソン厚生相は、「タバコ販売店での商品展示が制限されることで、タバコ商品が人目につくことも少なくなり、結果的に喫煙を阻止することができればと願う。」と語った。
QlD州では今年の7月より、酒類販売許可店を含む室内のみならず、レストランなどの屋外の飲食エリアでの喫煙が100%禁止される予定。