キャンベラ5日ーオーストラリア・健康福祉研究所の報告によると、オーストラリア人の寿命は今までになく延びており、全世紀と比較すると、平均寿命は25年増しという飛躍的な延びを示しているという。ガンを発症しても生き延びるオーストラリア人が多いことや、心臓病で死亡する人が減少していることがその原因であると報告されている。
一方、精神的な病気、神経系疾患などが原因で死亡する人は増加傾向にある。また、女性の肺ガン死亡者数は、1950年代より劇的に増加しており、その割合は10万人に3人から、2000年には10万人に22人と上昇している。結果として、最近ではオーストラリアのガンによる死亡率は低下しているものの、肺がんは依然としてガン死亡率のトップに居座っている状態ということである。