シドニー 13日 - ジョン・ホワード豪首相は、亡命者に対しより厳しくなった新たな移民法が制定されたのは、インドネシア政府の怒りを抑える目的ではないと述べた。
連邦政府によって新たに制定された移民法では、オーストラリアに到着した亡命者は、法的手続きを行う間、国外に留置される。また、正式に亡命者と認められた場合でも、第三諸国に送還されるまで、オーストラリア国外に留められる。
42人のパプア人にオーストラリア政府が亡命者保護ビザを発行したことに対して、最近、オーストラリアとインドネシア政府間での緊張が高まっている。ホワード首相は、新法案は両政府間の緊張を緩和する為に制定されたものではないと語ったが、同時に、インドネシアとオーストラリアの相互的な関係はとても重要なものと述べた。また、42人のパプア人への一時的なビザ発行に対するインドネシア政府の反応は、同首相が想像していたよりも強かったと述べた。