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コッカトゥーの卵を密輸しようとした男に懲役18ヶ月

[シドニー-21日]輸出が規制されている豪州自生鳥コッカトゥーとモモイロインコの卵を密売しようとしていたヘンリー・ロバート・モーガン(60)はシドニーのダウニングセンター地裁で禁固18ヶ月の刑を言い渡された。
2004年10月16日、モーガン被告は持っていた卵を壊し、残した2つを服の下に隠して南アフリカへ逃亡しようとしていたところをシドニー国際空港で取り押さえられた。その際に2つの卵も自ら破壊。
DNAテストの結果、8つの白いコッカトゥー、9つのピンクのコッカトゥー、7つのモモイロインコ、計33個の卵が発見された。
豪州自生鳥の卵の密輸は重罪にあたるが、モーガン被告の健康状態を配慮し、今回の判決となったようだ。
税関の調査担当マネージャーのリチャード・ジャネクゾコ氏は、近年、この手の犯罪の検挙率が上がっているのは最先端の技術の導入と、広い範囲に渡って綿密に行われている国内調査の結果であり、またいかにオーストラリアの貴重な自然環境を守ることが重視されているかを理解してほしいとコメントした。

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