シドニー23日ー腎臓健康オーストラリア協会の医療部長、ティム・マシュー博士は、米国の研究結果から1日1本の高糖分のソフトドリンクの摂取が女性の糖尿病のリスクを80%増加させることが判明し、警告を発している。腎臓健康オーストラリア協会は23日、全州とテリトリーの学校での糖分の高いソフトドリンクの禁止を要求した。
「糖分が入った飲料は現在、アメリカの食事の加糖摂取の主な原因となっており、オーストラリアでも同様の傾向がみられる」とマシュー博士は語る。人は体重が増加するにしたがい、過剰ろ過が起こり、これが腎臓の機能を破壊させるという。また、同協会の責任者、アン・ウィルソン氏は、連邦政府に対し、肥満と糖尿病をターゲットにしたプログラムの一環として、「水を飲もうキャンペーン」の実施を求めている。