シドニー8日ーモリス・イエマNSW州首相は、厳しい干ばつに悩まされてきたシドニーだが、最低2015年までの十分な水供給は確保できていることを発表した。NSW州政府は8日、リサイクルに特化した都市部水計画を発表する予定。
イエマ同州首相によると、シドニー周辺地域ではすでに年間十数億リットルもの水が蓄えられており、1981年と比較して人口が100万人も増加したにも関わらず、水の消費量は当時と変わらないという。また、同首相は、「専門家の分析では、現状の干ばつを乗り切り、さらには将来的に予想される干ばつの準備が出来ているという状況はシドニーでは初めてのこと」と語った。都市部水計画の一環として、水使用計画についてアドバイスを提供する独立した専門の機関設立や、生活のための水と題された教育キャンペーンも実施が行われる予定。