キャンベラ9日ーオーストラリアの地方労働者不足を補うために昨年より導入されてきたワーキングホリデイビザ計画がさらに拡大し、オーストラリアにいる外国人の若者は、オーストラリアで就労や学習をしながらさらに長くオーストラリアに滞在できることになる。
アマンダ・バンストーン移民相は、これは、季節の収穫労働に携わるワーキングホリデイビザ保持者が、さらに12ヶ月のビザの延長が可能となった昨年の計画に続くもので、今年の7月から、漁業、真珠採取、羊の毛刈り、食肉解体処理、林業に関わるワーキングホリデイ保持者も、12ヶ月間のビザの延長を申請することが可能となると語った。それに加えて、一雇用者に対して就労できる期間が3ヶ月間だったのが、今後は6ヶ月間となる。また、ワーキングホリデイ保持者のオーストラリアでの学習可能期間も、現在の3ヶ月から4ヶ月に延長される。
同移民相は、これらの変化によって、雇用者はワーキングホリデイビザ保持者に対し投資することで、今まで以上に利益を得ることもでき、雇用者とワーキングホリデイ保持者の両者にとって良いことであり、しかもオーストラリア経済を活性化をすることができると語った。
また、政府は、オーストラリアで学ぶ大勢の外国人学生に対しても動きをみせており、オーストラリアの第3教育機関を卒業した外国人学生は今後、18ヶ月の就労ビザを申請できることになる。これにより、オーストラリアで就労経験を積むことができ、最終的に技術独立移住ビザの申請資格を得ることができるという。