シドニー16日ーお茶を飲む人たちは長年の間、1杯のお茶の効果を主張してきた。そして今、茶製造会社は、Lテアニンと呼ばれるお茶の中に含まれるアミノ酸の効果が科学的に証明されたことを発表した。
リプトン社の親会社であるユニリーバ社のスポンサーを受けたイギリスと日本の研究チームは、全ての茶樹に含まれるLテアニンとリラクゼーションとの関係を確認したと初めて発表した。ユニリーバ研究所の科学者、ゲイル・オーウェン博士は、「たった50ミリグラムのLテアニン(カップにお茶2,3杯)の摂取が、脳内でのアルファ活動を促進し、リラックス感を与えるとともに、頭をすっきりさせる」と語った。また、「アルコールの摂取によってリラックス感を得られたり、カフェインが含まれた飲料がエネルギーの回復を促進したりするかもしれないが、その中でお茶はバランスのとれた効果を与える唯一の飲み物である」と同博士は語った。