シドニー 24日 - 最近の健康調査報告書によって指摘された、子供の肥満化問題に対処する為に、来年の新学期からNSW州の学校で、ジュース類の販売が規制される。販売禁止となるのは、砂糖が入ったジュース、エネルギードリンク、フレーバーミネラルウォーター、そしてスポーツドリンクなど。
州内の93校の約5500人の生徒を対象とした同調査報告書によると、1997年の調査結果に比べ、生徒達の活動量は増加しているにも関らず、太り気味や肥満の子供の数は、年間1%の率で増加を続けている。
イエマNSW州首相は、「子供達は、栄養価の低い高カロリー食品を食べ過ぎているにも関らず、その過剰カロリーを消費する十分な運動をしていない。グラス1杯のジュースには、ティースプーン10杯もの砂糖が含まれている。この調査結果によると、男生徒10人に6人、そして女生徒10人に4人が、1日にグラス1杯以上のジュースを飲んでいる。これらのジュースを学校から追放することは、政府の健康的な食生活を推進する政策の一部だ。」と報告書の中で述べた。