キャンベラ 24日- オーストラリア統計局の経過報告書によると、過去10年間で、国内の貧富の差は僅かに縮まった。1994-1995年度から2003-2004年度にかけて、低所得者の平均週収入が22%増加し300ドルになったのに対し、高所得者の平均週収入は増加率が僅かに低く19.3%の増加で、1027ドルとなった。
同統計局の研究者Melissa McCloskey(メリッサ・マックロスキー)さんは、過去10年間の政府の低所得者への福祉厚生金の支払い額増加が、低所得者の収入増加の大きな理由で、より多くの政府資金が低所得者へ支払われていると述べた。
また、同報告書には、過去10年間の国民生活の様々な変化の統計が載せられている。過去10年間で国民の平均寿命は2年のび、女性の平均寿命は82.8歳、男性は77.8歳となっている。アボリジニ人の平均寿命はこれより17年短い。
この10年間で、国民の食費は0.9%増加し、通信費は8.7%増加、そして娯楽や文化活動に約5%多くのお金を費やすようになった。