[ブリズベン-26日]強姦罪で有罪となった男が、犯行は夢遊病のせいだったと無実を主張している。
2002年9月、ボーイフレンドと一緒に寝ていた女性をレイプしたとして起訴されたトゥーンバ在住のメカニカル・スーパーバイザー、Darryl Kenneth Lotz(ダリル・ケネス・ロッズ)被告(35歳)は犯行に全く記憶がないと無実を主張していた。26日、女性4人男性8人の陪審団は1日考慮した後、彼の有罪を決定、Nick Samios (ニック・サミオス)裁判官が5年の懲役を言い渡した。同裁判官は犯行当時の被告について、記憶がないのは夢遊病というより泥酔していたためで情状酌量の余地はないとした。
ロッズ被告は睡眠障害を患っており、眠ったまま立小便した過去がある。弁護士の要請で証言台に立った精神科医は睡眠時の無呼吸が引き金となり、寝ている状態のまま性交に及ぶ可能性は考えられると述べた。
犯行日、ロッズ被告は友人とそのガールフレンドの3人で飲みに出かけた後、ブリスベン北部の友人宅に宿泊。被告はカップルの寝室に入り、ダブルベッドに寝ていた二人の間に割り込み、後ろから女性をレイプ。いびきを耳にした女性が後を振り返ってはじめて、ボーイフレンドでなくロッズ被告と性交していることに気がついたのだという。