メルボルン28日ー「腎臓を守るためにアルコールをやめるのは当然の話。では水をたくさん飲んで腎臓を守るというのはどうか?」これは、ますます増加している腎臓疾患の発症数を抑制するためにKidney Health Australia(キドニー・ヘルス・オーストラリア)が実施しているキャンペーン。
現在、オーストラリア人の3人に1人が、腎臓疾患のリスクを負っており、また230万人が自覚症状がないまま、早期の腎臓疾患を発症している可能性があるという。Kidney Health AustraliaのCEO、Anne Wilson(アン・ウィルソン)氏は、「数千万ドルが節水を訴えるための広告に使われているにも関わらず、オーストラリア国家の健康に対する基準に大きな影響を及ぼすであろうと考えられる、水を摂取することの利点について訴える広告は一つもない」と語り、この問題が国家の議題として迅速に取り組まれる必要があるとした。
アメリカで実施された研究によると、毎日糖分が含まれたソフトドリンク1本を摂取することで、糖尿病の発症リスクが80%も上ることが判明している。