[ブリズベン3日]SA州への原子力発電所建設をアレクサンダー・ダウナー外相が後押ししている件について、道理がわからないと野党から非難の声があがっている。
労働党の外交問題担当Kevin Rudd(ケビン・ラッド)氏はダウナー外相がすすめるMurray River(マリー川)原発建設計画に異議を表明した。外相は2日、アデレードのEnergy Supply Association of Australia conference(エネルギー供給組合オーストラリア会議)に、川への排水を75%せき止めるので、放射能漏れの心配はないと説明したという。しかし、ラッド氏は、この主張は全く道理にあってないと反発。オーストラリア労働党(ALP)は国内の原子力産業に反対しており、「冷却しなければいけないのは原発”アレックス”だ」と息を荒くしている。
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