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“mum”、”dad”はダメ!同性両親家庭に対応する新スクール・マニュアル

[メルボルン4日]ビクトリア州で新しく発行された教諭向け指導マニュアルで、同性の両親が存在することに配慮し、母親、父親という言葉の使用を中止するアドバイスがされている。

そのマニュアルでは、parent(両親)あるいはcarer(世話人)という言葉の使用や校内にゲイ・セレブ達のポスターを貼ることが奨励され、男女が特定できるおもちゃや教材等は使用すべきでないとしている。さらに、5歳以上の生徒達に対し、二人の母親を持つというこについて考えさせたり、その差別について話し合わせたりすることも提案。このマニュアルは小学校教諭向けに作られ、州内の多くの学校で使用されている。
同州の教育省は、マニュアルを編集したVicki Harding(ヴィッキー・ハーディング)さんを、来月メルボルンで開催される納税者教育会議に招待した。ハーディングさんは教諭達にマニュアルの使い方、指導の仕方をレクチャーする。
ビクトリア州野党は、会議にハーディングさんを招く事は、マニュアルの使用を州が奨励しているかのようにとられると異議を表明。そのような指導を行う学校に子供を通わせたくないと両親から反発を受ける可能性も示した
州政府関係者は、マニュアルの使用は学校側の自由で、政府が奨励しているわけではないとコメントしている。

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