シドニー5日ーオーストラリアの非都市部にある3分の1以上の病院で、資格のない医療スタッフによる化学療法が、がん患者に対して行われていることが明らかになった。最近の報告では、非都市部の病院で38名の無資格の医療スタッフが、がん患者に対し化学療法の治療をしているという。
Clinical Oncological Society of Australia (COSA)は、報告書の中で、このような治療により、ガン患者の治療におけるリスクが高まっていると結論付けた。化学療法の投薬量が規定よりも少なければ、治療の効果はなく、また、規定を超過する量の投薬量であれば、がん患者は不必要な副作用に苦しむことになる。