シドニー5日ー19歳未満の子供への処方が認められていない抗うつ剤が、10歳未満の子供に処方されていることが発覚。また、処方された抗うつ剤が関与しているとみられる2件の自殺、心不全による死亡ケースが発生している。
News Ltd紙によると、抗うつ剤がもたらす危険な副作用は無視されているという。同紙によると、22万の同抗うつ剤が19歳未満の子供に対する治療目的で、処方されており、うち1万5千が10歳未満の子供に処方されていると報じている。
また、Therapeutic Drug Administration (TGA)は、薬による拒否反応が出たという報告件数は827件にものぼり、10歳未満の子供が抗うつ剤の使用が原因で拒否反応を起こしたケースはそのうち380件。拒否反応には、けいれん、自虐行為、ふるえ、幻覚、聴覚障害などが見られるという。