シドニー5日ーシドニーのWoolcock Institute(ウールコック研究所)の科学者は、5人に1人が一日6.5時間未満の睡眠時間しかとっていないことを明らかにした。
同研究所は、NSW州の住人3300人に調査を実施。調査の結果、大多数の人が慢性的な睡眠不足に苦しんでいることが分かった。慢性的な日中の眠気に悩む人は10人に1人以上。また、10人に3人以上の割合が、不眠症や何らかの睡眠障害を患っていることが判明。平均睡眠時間は平日で7.3時間、週末は7.5時間。
調査の中で最も懸念される結果は、成人の18%(5人に1人)が6.5時間を下回る睡眠時間しかとっていないということ。また、睡眠不足が肥満や糖尿病を引き起こす傾向にあることが、米国の研究結果で明らかになっており、人々の睡眠不足がますます懸念されている。