シドニー11日ー自動車とガソリンスタンドグループは、クレジットカードでガソリンを購入する際に適用される新料金に関する緊急事態について、石油会社ならびにクレジットカード会社の担当者と話し合いを行う予定であることを発表した。

ドライバーは、ある特定のクレジットカードを使用した場合、ガソリン代に加えて最高2.6％の料金を課せられることになり、ガソリン100タンクに2ドル60セントの追加料金を支払うことになる。貸付金利の高いアメリカンエクスプレスやダイナーズクラブなどがドライバーに追加料金を課す傾向にあるという。

Service Station Association (SSA)のRon Bowden(ロン・ボードン)会長は、これらの追加料金適用は、オーストラリア準備銀行が昨年導入したクレジットカード改革で認められていると、この動きを擁護した。また、同氏は、クレジットカードのコストを店舗の利益で補えないことから、この料金は適切であるともした。

労働党の上院議員であるStephen Smith（ステファン・スミス）氏とＮＲＭＡは、これはすでにガソリン価格の高騰で家計が苦しい家庭に対して痛烈な打撃となると、この動きを批判。また、ＮＲＭＡのAlan Evans（アラン・エヴァンズ）会長は、この動きが拡大しないように迅速に対応する必要があると述べた。