メルボルン 22日 - 両親団体とAustralian Medical Association(AMA:オーストラリア医療協会)は、米国のドーナッツチェーン、Krispy Kreme(クリスピー クリーム)が、ビクトリア州内の学校と、募金活動の為にドーナッツを販売する契約を結んでいる動きを非難した。
州内の学校で、チョコレートが募金活動として頻繁に販売されるのと同様に、ドーナッツもこの募金活動の一環に加えようという動きに、AMAビクトリア州代表Mark Yates(マーク・イェテス)医師は、「ドーナッツだけではなく、ジャンクフード(栄養価の低い高カロリーの食品)を学校の募金活動に取り入れることは、子供らに、間違った考えを教えていることになってしまう。そして、子供達が、健康的な食生活を送るようにと努力している両親達の妨げとなっている。」と述べ、この学校の動きに大きな嫌悪感を表明した。
州政府は、各学校の資金集めの為の募金活動にどのような方法を選択するかは、各学校とその両親らの判断によるもので、政府が制約するものでは無いとコメントした。
John McGuigan(ジョン・マックギガン)クリスピークリーム・オーストラリア社代表は、割引したボーナッツを募金活動の為に提供するのは、同社の方針の1つと述べ、同社が特に学校を標的にしているわけではなく、学校側から同社へ問い合わせてきたのだと語った。