腎臓、肝臓、膵臓の3つの臓器の同時移植が世界で初めてオーストラリアで実施され、成功した。
移植を受けた女性(33歳)は、何十年もの間、自己免疫性肝臓炎を患い、肝臓と腎臓に問題を抱えていた。また、その期間に、同女性は、膵臓のインスリンの分泌が不足したことで、1型糖尿病を発症。肝臓、腎臓、膵臓の3つの臓器全てに問題があり、昨年早くから女性の容態は非常に危険な状態だった。腎臓不全と肝臓不全を患っていた上に、深刻な感染症を発症していた女性が、臓器移植なしで生存できる方法はなかったという。2つの臓器の同時移植は一般化されつつあるが、3つの臓器の同時移植は世界で例がなかった。