キャンベラ 13日 - The Worldwatch Institute(ワールドウォッチ機関)の刊行誌、Vital Signs(バイタルサイン)の最新版によると、オーストラリアが世界で最も多くの廃れていく言語数を持っているという。同誌の最新版では、世界中の言語が面している危機についての調査結果が報告されており、特に原住民らの言語が焦点となっている。
これまでに、オーストラリアでは188種の言語が消え、米国では70、ブラジルでは30が消えていった。過去1万年の間に、12000以上あった言語数は、7000に減少したとされる。標準中国語(マンダリン)が、世界で最も多く話されている言語で、約10億人が母国語としている。英語とスペイン語は、それぞれ世界で3億人に母国語として使用されており、英語は第二外国語としては、最も広く世界で使用されている。