国際

救出を待ち焦がれる豪人 連邦政府、フェリーで救出計画

キャンベラ16日ーレバノンの首都ベイルートで身動きが取れなくなっているオーストラリア人を救出するため、連邦政府は、フェリーを利用してトルコ南方にある島、キプロスへ避難させる計画をしており、現地に取り残されたオーストラリア人は同計画の実施を待ち焦がれている。

大勢のオーストラリア人が15日夜、イスラエル軍による攻撃の最中にあるレバノンからの脱出に成功し、現在シドニーへ向かっており、16日夜に到着する予定。しかし、シドニーダンス一座を含むその他のオーストラリア人は依然としてベイルートで足止めされており、ヒズボラ(レバノンのイスラム教シーア派の過激派組織)がイスラエル兵士2名を拘束したことを発端に、レバノンでは全面戦争の状況になりつつある。ヒズボラに対する攻撃が開始してから5日目の16日、イスラエルはベイルートの標的に対し爆撃行為を引き続き行っている。

 

ベイルート空港が攻撃されたことから、レバノンから飛行機を利用して出国することは不可能な状態になっており、現地で足止めされているオーストラリア人は、車両を利用した脱出を試みることなく、安全な場所にとどまるように警告されている。

外務省職員は16日、ボートを利用してのオーストラリア人の救出を計画している。また、国際線を持つ航空会社は16日、中東地域で身動きがとれなくなっているオーストラリア人を救出するために、同地域へのフライトを追加した。

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