国際

陸路か海路 救出計画の実現に向けて、イスラエルと交渉

キャンベラ17日―連邦政府は、戦火のレバノンで身動きがとれなくなっているオーストラリア人を救出するために、イスラエルとの交渉の道を探っているが、人々を危険な状況にさらすようなら、救出計画を進めることはしないとした。

アレクサンダー・ダウナー外相は17日、オーストラリア軍隊を使用した救出の選択肢はないとし、ヒズボラがイスラエル兵士2名を拘束したことで、イスラエルの攻撃が激化しているレバノンから人々を救出することは容易ではないと語った。

連邦政府は、レバノンで足止めされているオーストラリア人の救出方法として、陸路か海路を利用してのシリアかキプロスへの避難を検討している。「3つのバスをチャーターし、陸路でシリアへ向かう方法と、大型船をチャーターし海路でキプロスへ避難する方法で、チャーターが可能な船は確認済みだ」とダウナー外相はABCラジオに話した。また、同外相は、「問題は、バスを使用することが安全であるかを確認する必要がることと、船を使用する場合、当然港を利用しなければならないが、その港はすでに攻撃されていることだ」と語った。ダウナー外相は、現在オーストラリア当局はイスラエル側と話し合いを実施しており、考えられる避難経路を探っているとした。

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