一般

ビーチに打ち上げられた子クジラ、安楽死へ 母親発見できず

シドニー18日ーNSW州とQLD州の州境のビーチで、身動きがとれなくなっている子クジラが発見された。

National Parks and Wildlife Service (NPWS:ナショナルパーク・ワイルドライフサービス)17日夜、Tweed Heads(tゥイード・ヘッズ)のCabarita Beach(カバリタビーチ)でザトウクジラの子供を発見。NPWSのスタッフ、ゴールドコーストのシーワールドのスタッフ、地域の獣医、周辺地域の住民が夜通し子クジラの体を濡らし続けた。

 

しかし、当局は18日朝、母親クジラを探す時間はあまりないと、母親クジラの捜索にヘリコプターをチャーター。「子クジラが海に帰されたとき、その場に母親が居ることが非常に需要。子クジラは、食べ物や敵からの保護のため、母親クジラが必要なのです。」とゴールドコーストのシーワールド海洋科学マネージャー、Steve McCourt(スティーブ・マクコート)氏は、子クジラを安楽死させる決定が下される前に話した。

 

スポークスウーマンは、「これは、クジラにときどき見られる現象です。多くの場合、子クジラの肺が未発達のため、母親クジラの跡を追いつけなくなることが原因です」と話した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら