キャンベラ31日ーオーストラリアのユダヤ人コミュニティーは、ハリウッドスターで俳優のメル・ギブソンさんが反ユダヤ人主義的な発言をしたことに対し、遺憾の意を表明した。
ギブソンさんはロサンゼルスのMalibu(マリブ)で28日、規定速度の2倍の140キロのスピードで運転していた上、カリフォルニア州の規定である合法血中アルコール濃度0.08を超える0.12の血中アルコール濃度が見つかり逮捕された。
ロサンゼルス郡警察は、ギブソンさんは逮捕時に「世界で起こっている戦争は全てユダヤ人の責任だ」と警察官に対し発言したと報告した。また、逮捕時に居た警察官に「お前はユダヤ人か」と聞くなどした。
NSW州ユダヤ人委員会の代表は31日、ギブソンさんの発言を非難。同委員会の関係者はABCラジオに対して、「あれが反ユダヤ人主義的な発言でなければ、いったいなんだというのだ。あの発言により、事実の関連性に関係なく、人種差別が行われていると考えざるを得ない。」と語った。
2004年にギブソンさんが監督し、問題となった映画「The Passion of the Christ」のプローモーション活動中に、ギブソンさんは反ユダヤ人主義者だと非難を受けていただけに、今回のこの報道は大きな波紋を呼んでいる。
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