キャンベラ15日―自由党議員のWarren Entsch(ウォレン・エンッチ)氏は、より厳重な移民法への改正案が取り下げられたことで、オーストラリアは、今後他国からの病気の侵入や安全面に関してリスクを負う可能性があるとした。
オーストラリア本土にボードで到着した不法難民の処理を国外で行うことを強制するように定めたこの改正案は、他議員からの賛成を得られなかったことから、ハワード首相が14日、同案を取り下げた。
エンッチ氏は報道陣に対し、健康状態も、どのような人物かも分からない状態の難民をオーストラリア国内に入国させることは非常に危険だと語った。