メルボルン22日ーアデレード出身のTerence Tao(テレンス・タオ)氏(31歳)は22日、ノーベル数学賞にあたる世界で最も権威のある国際科学賞を受賞した。
タオ氏は3歳までには、8歳児レベルの読み書きができ、算数の問題を解いていたという天才。天才児は、8歳で高校の授業を受け、12歳までには大学3年生レベルの数学を勉強していたという。16歳でアデレードのFlinders University(フリンダース大学)の科学学部を卒業し、その翌年に修士号を取得した。
その後17歳で渡米し、Princeton University(プリンストン大学)で博士課程を修了。24歳のときにはすでにUniversity of California Los Angeles (UCLA)の数学教授として教鞭をとり、事実上、数学界の国際研究で賞を総なめにした。
タオ教授は22日、「オーストラリア人はスポーツだけではなく、学業面でも優れていることを世界に証明できたことは良いこと」とAAPに対し語り、フィールズ賞の受賞を喜んだ。