シドニー28日ーNSW州、ACT準州で先週実施された世論調査の結果、大多数のオーストラリア人が、来年オーストラリアの地でテロ攻撃が発生する可能性があると考えていることが判明した。
デイリー・テレグラフ紙が実施した調査で、世論調査の対象となった572人の4人に3人が、オーストラリアはテロとの戦いで惨敗することになると考えていることも分かった。52%が、今後12ヶ月の間に、テロ攻撃が発生する確率が「非常に高い」あるいは「かなり高い」と回答した。同紙は、テロ攻撃の標的となる可能性が最も高い都市はシドニーであると答えた回答者が最も多かったと報じた。安全性の問題に関しては、半分近くの人が、バリ自爆テロ攻撃や同時多発テロ発生以降、安全面に対し不安を抱えているとした。また、52%が、オーストラリアに暮らすイスラム教徒を穏健な人々と考える一方、21%は穏健ではないと回答した。残りの27%は「分からない」と答えた。