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無敵のクロコダイルハンターが最も恐れた自動車事故

[シドニー10日]先週月曜日、撮影中にアカエイの毒針に刺されて急死したスティーブ・アーウィンさんは生前、雑誌「ニュー・アイデア」のインタビューで獰猛な動物より自動車事故の方が恐ろしいと話していた。

インタビューは昨年行われていたが出版されておらず、その中でアーウィンさんは自らの仕事が常に死と隣り合わせであることについてよく考えるとも語った。しかし、母親を自動車事故で亡くして以来、彼にとって高速車はタイガー・シャークより恐ろしい対象となった。アーウィンさん自身は、1996年、正面衝突事故に遭っている。法定速度で走っていたところに、タイヤがパンクして操縦不可能となった車が突っ込んできたのだ。生命の危険さえあったこの事故で、アーウィンさんの頭に真っ先に思い浮かんだのは、同乗していた愛犬のスタフォードシャーブルテリア、スイのこと。気絶しているスイを引き上げた途端、車は炎上したという。
アーウィンさんへのインタビュー全文が掲載された雑誌「New Idea」は月曜日に発売。

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