シドニー11日-パートナーを37回刺し殺害した上、皮膚をはがし、頭部を切断し、体の部位を焼くなどした罪で終身刑判決を受けていた被告の控訴が棄却された。
Katherine Knight(キャサリン・ナイト)被告(50歳)は、2000年2月に同被告が起こしたパートナー殺害事件は、極悪事件の部類には入らず、終身刑に値しないと控訴していた。
NSW Court of Criminal Appealは11日、ナイト被告の控訴を棄却した。Peter McClellan(ピーター・マククレラン)判事は書面の判決文の中で、「現代社会の思慮を越えた衝撃的な犯罪」と述べた。
4児の母であるナイト被告は、2001年オーストラリア国内で初めて終身刑を受けた女性となった。ナイト被告は2000年2月29日、パートナーのPrice(プライス)さんをハンターバレ-にあるプライスさんの自宅で殺害。プライスさんを刺殺し、皮膚はがした上、頭部を切断。切断した頭部をなべに入れて煮、臀部の肉を焼き、野菜をそえてグレイビーソースをかけ、被害者の子供に食べさせようとした。