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移民申請者の英語力&オーストラリア理解度を計る試験実施案

[シドニー15日]「もし、英語が喋れなかったら、トップレベルのオーストラリア人になれるわけがない」とトニー・アボット厚生相は断言した。

連邦政府は現在、移民申請者に対して、英語力ならびにオーストラリアの歴史と価値観に関する理解度を計る試験実施を検討中。アボット厚生相は15日夜シドニーで行われた「オーストラリア統合形成」と題されたディスカッションでSheikh Taj Aldin Alhilali(シェイク・タジ・アルディン・アルヒラリ)ムフティ(イスラム法官)、Edward Clancy(エドワード・クランシー)枢機卿らとの話し合いを行った。移民申請者への英語テストに関する質問を受けたアボット厚生相は、250人の出席者に向かって、その案を全面支持する意向を明らかにした。
同厚生相はオーストラリア経済と社会の発展には移民者の協力が必要としながらも、「オーストラリア社会に完全参加するためには、公用語である英語を話すことが不可欠」であるとした。これに対してアラビア語ネイティブであるアルヒラリ氏も、英語は政治的な対話をする際の唯一のコミュニケーションツールだと同意を示した。

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