シドニー17日-17日に発表された新統計で、NT準州の自殺率が国内平均の2倍以上であることが判明し、アボリジニの男性による自殺率が最も高いことが分かった。
統計によると、1981年から2002年の間で、全国的に自殺率が低下している傾向があるにも関わらず、NT準州の自殺率が急激に上昇している。アボリジニ男性の自殺率は800%の急上昇を見せている。最新版の「Medical Journal of Australia」の著者は、自殺率が高いグループに対する自殺予防の対策を緊急に講じる必要があるとした。
保健局とオーストラリア統計局が集計したデータによると、この21年間でNT準州で発生した577件の自殺のうち、87%が男性だった。577件のうち、薬物やアルコールの関与があった自殺が71%、精神病の診断を受けていた人、あるいは過去に自殺未遂を行った人による自殺が49%だった。