メルボルン25日-メルボルンの中等学校教諭のMaria Stallone(マリア・スタローン)被告(42歳)と、スタローン被告の兄、Dominic Natale(ドミニク・ナタル)被告(44歳)は、殺し屋を雇い、父親を殺害しようと共謀した疑いで起訴されていた。
検察官はメルボルン治安裁判所で25日、2人の被告が殺し屋に父親殺害を依頼し、報酬に1万4000ドルを支払うことに合意したとした。しかし、殺し屋はおとり捜査官だったため、警察は録音していた兄妹の電話での会話を公判で公開した。
Stephen Hill(ステファン・ヒル)巡査部長代理は公判で、被告らの父親が、亡くなった妻が所有していたメルボルンにある不動産の相続人になったことから、金銭目当てで父親殺害を計画していたとした。おとり捜査官だったヒル巡査部長代理は、スタローン被告に会い、82歳の父親をひき逃げ事故に見せかけて殺害することに合意したと語った。
Phillip Goldberg(フィリップ・ゴールドバーグ)治安判事は、スタローン被告に前科がなかったことから、5万ドルの保証金で釈放を認め、同被告に対し警察への毎日の報告を命じた。一方、ナタル被告の保釈は棄却された。両被告は1月に再度公判に出廷するように命じられた。