ブリスベン2日-QLD州政府は、州南東部に生息するコアラを保護するため、都市開発に制限を設けることを公約した。
Lindy Nelson-Carr(リンディー・ネルソン・カー)環境相は2日、コアラの管理と保護に関するガイドラインを明示した、210万ドル予算規模のNature Conservation Koala Plan (自然保護コアラ計画)とManagement Program(管理プログラム)が同日より施行されたことを発表。 これらは、生息保護、植生除去、コアラ生息地域における開発管理と土地使用の問題への取り組み、車や犬が原因となるコアラの死亡事故を減少させることを目的とする。また、QLD州政府は、犬の所有者に対し、犬を飼うことへの責任を自覚させるキャンペーンを実施する予定。
オーストラリアコアラ基金は先週、コアラは10年以内に絶滅する恐れがあるとし、絶滅危急種リスト入りさせる動きを見せた。現在、野生のコアラ生息数は10万頭程度だと考えられている。