シドニー5日-保険事業MumsCover(マムズカバー)が実施した調査によれば、オーストラリアの母親の8割が、しつけのために子供をぶつことは許容範囲だと考えていることがわかった。
マムズカバーのスポークスウーマンDiana Wyard(ダイアナ・ワイアード)氏は、母親の年齢や、仕事を持っているか否かで調査結果が異ったことも明らかにした。25歳以下の母親の9割は体罰は許されるとし、また、体罰を行っている割合は専業主婦より仕事を持つ母親に多く見られた。
ワイアード氏は、「4分の3以上の母親が、子供へのしつけとして体罰は時には必要なことだとしているが、キャリアのために出産率が低くなる働く母親の約3分の1は、体罰は決してあってはならないと考えているようだ」と分析した。また、体罰を行うかどうかは個人の判断だが、虐待としつけは別物だというのが母親全般の意見で、虐待を容認する回答は一つもなかったとワイアード氏はまとめた。