一般

NSW州 懸念される食品価格の上昇 干ばつの影響

シドニー15日-NSW州内の広範囲の地域が干ばつの被害を受けており、その影響で肉類などの食品価格が上昇することが予想される。

NSW州第一次産業省が発表した最新の統計によれば、今月10月に干ばつの影響を受けた地域は州の89.3%。9月の92%からやや減少したものの、州の8%の地域が現在、干ばつ宣言を発表するかどうかの瀬戸際状態。つまり、現状に満足しているとされる地域は州でわずか2.7%。また、Riverina(リバリナ)地域で栽培されていた冬作物はすでに不作で、同地は家畜の放牧として現在利用されている。

Ian Macdonald(イアン・マクドナルド)第一次産業相は消費者に対し、干ばつの影響で、卵、肉類などの価格が上昇するだろうと警告を発した。同相は、Murray Valley(マレーバレー)の農場では水の割当てが20%カットされるだろうとし、「干ばつがこのまま続くと、今後半年を乗り切るだけの水も確保できない」とした。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら