シドニー15日-昨年2005年12月11日にシドニーのCronulla(クロヌラ)ビーチで勃発した人種暴動の再発を防止するため、約80人の警察官がビーチのパトロールを開始した。
約5000人が参加した昨年の人種暴動は、人種差別的スローガンを唱え、中東系の人々が攻撃を受けた。今回、パトロールが実施される地域は、クロヌラビーチ、Maroubra(マルーブラ)ビーチ、Brighton-le-Sands(ブライトン・ル・サンズ)ビーチなど。警官と警察犬による地上パトロールに加えて、ヘリコプターや船舶からのパトロールも実施される。
現時点では昨年の人種暴動の再発を示唆する情報は入っていないが、Carl Scully(カール・スカリー)NSW州警察相は、今回のパトロールはトラブルを未然に防止するための対策だとした。