国際

アンジェリーナ・ジョリー、オーストラリアを非難 「難民を無視している」

シドニー15日-ハリウッド女優で国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使のアンジェリーナ・ジョリーさんは、オーストラリア、ヨーロッパ、米国が、政権の圧制から必死で避難しようとする難民の苦境を無視していると非難した。

UNHCRの雑誌「Refugee(難民)」の最新号で、アンジェリーナさんは、出稼ぎ労働者に関する問題が討議されることで、迫害や戦争から避難しようとする難民たちが危険にさらされていると語った。記事の中でアンジェリーナさんは、「過去10年にわたり、ヨーロッパへ避難を試みた難民が死亡した数は7000人以上。しかし、実際はその数字をはるかに上回るだろう。米国やオーストラリアへ避難を試み死亡した難民も多いが、その事実は認知されていない。これらの国の厚かましい行為にはただ憤りを感じる」と批判した。

アンジェリーナさんは、貧困に苦しむカンボジアの地で「Tomb Raider(トゥーム・レイダー)」を撮影した後、UNHCRに携わるようになった。

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