シドニー29日-イスラム教法学者シーク・タジ・アルディン・アルヒラリ氏の「女性は自らが強姦を誘発している」という発言をめぐり、彼に対する辞任要求が高まる中、アルヒラリ氏は28日、もしイスラム教のリーダーサミットで自分の発言が女性を故意におとしめるものだと証明されたら、オーストラリアのムフティ(イスラム法学者)を辞めると述べた。彼は同時に、リーダー達からの支持を受ける自信があるとも発言。
アルヒラリ氏は今週、説教中に、肌を露出する女性を裸のまま外に置かれた肉に例え、近所の猫に食べられるのは自分の責任だと発言したことをオーストラリアン紙に報じられた。
アルヒラリ氏はその日の説教を振り返り、別の例え話をしたが、レイプのことには触れなかったと述べた。また、もし望まれるなら、彼の支持者の多くはアラビア語が母国語であるにもかかわらず、英語で説教できると強調。しかし、他の礼拝所でも政府の批判をよそに、多くの説教は英語以外の言語で行われていると語った。