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ロザリン・マクビティさんに対する叙勲

平成18年11月2日 在シドニー総領事館

平成18年秋の外国人叙勲に関し、11月3日、NSW州エッピング在住のロザリン・マクビティさんが茶道を通じた日本文化の普及、日豪両国国民の交流の促進に寄与された功績をもって旭日単光章を受章されました。

ロザリン・マクビティさんは、豪州のニューカッスルで生まれました。同人は1959年、日本研究者の夫ジョン・マクビティ氏と2人の子供とともに日本に滞在しました。その際、同人は茶道と出会い、茶道を通じて、日本文化、日本人への理解を深めました。帰国後、同人は自宅に茶室を造り、定期的に茶会を催し、豪州の人々に日本の茶道の精神を伝えるともに、在留邦人と豪州人との相互理解の機会を提供しました。
同人は、シドニーに裏千家シドニー協会を創設し、1973年から1997年までその代表となりました。同人は、現在会長の座を離れ、同会の設立会長として多くの人の尊敬を集めています。

同人は、茶の精神は「人生に与えられたものに敬意を示し、分かち合う喜びを学ぶものである」と述べています。同人は、自宅の茶室や美術館、教育施設、教会等にて数多くの、茶会やデモンストレーションを行うなど、日豪友好のための様々な文化事業にも積極的に協力してきました。これらの活発な活動は、同人の豪州人と日本人との和解・友好を実現するとの強い意志によって裏打ちされています。同人は、1968年に設立されたニュー・サウス・ウェールズ豪日協会の設立にも参画しています。
彼女の行った業績で特筆すべきは、1998年、シドニーの聖メアリー教会のミサにおいて開催された大規模な茶会です。その時、ミサに参加した多くの豪州人と日本人は、両国国民の和解が過去を乗り越えて和解し、新たな友好の歴史が開かれることを確信しました。

本件問い合わせ先 在シドニー総領事館 総務班 原田 優
電話:02 9231 3455

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