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豪企業、ワクチン開発へ ガンやHIVの治療薬となるか

ブリスベン6日-豪企業のReplikun Biotech Pty Ltd(レプリカン・バイオテク社)は現在、HIVやガンなどの病気を治療するワクチンの生産に向け、世界の他企業と競い合っている。

レプリカン・バイオテク社は、QLD州北部に生息する熱帯地域の蚊の体内で見つかったクンジンウイルスを遺伝子工学で処理をした後、注射可能なワクチンを生産した。同社は、実験から非常に有望な結果が得られたことから、今後猿を使用したワクチンの動物実験を行い、成功すれば人体実験も実施する予定だと語った。

レプリカン・バイオテク社の最高経営責任者のShane Storey(シェーン・ストーレイ)氏は、開発中のワクチンは、従来のワクチンでは難しかったある部分の免疫システムを活性化させることが可能だとした。また、このワクチンは、化学療法の代わりにガンやHIVなどの病気の治療にも使用できるとした。

ストーレイ氏は、さらなる資金を獲得できれば、ワクチンの臨床試験は約18ヶ月後に実施されるだろうとした。QLD州政府は、同社の技術開発にすでに25万ドルを投資しており、医療、歳入面で投資へのハイリターンが期待されている。

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