メルボルン7日-7日フレミントン競馬場で開催されたメルボルンカップで、日本のサラブレット2頭が大勝利を挙げ、会場は日本人の涙と歓喜で溢れた。
日本のステイヤーDelta Blues(デルタブルース)が優勝、続いて同じ厩舎に属するPop Rock(ポップロック)が頭半分の差でゴールし2位、3位のMaybe Better(メイビーベター)はポップロックから4-1/2馬身差でのゴールとなった。
デルタブルースとポップロックは、吉田勝巳氏が兄弟二人と共に経営する日本の早来牧場は競馬界の一大帝国として知られてきた。先頭を走る2頭がゴールに近づくにつれ、調教チームのメンバーは喜びで泣き崩れ、順位が発表されるまでには、大勢の日本人応援団がこれに加わり歓喜の涙と叫び声をあげた。
優勝ジョッキーの岩田康誠氏は、涙を浮かべ困惑した表情を見せながら、「とても嬉しいです。とても嬉しいです。自分にとって、これまでで最高の勝利です」と語った。
今回のレース結果は、“日本のサラブレッドが世界を制する”という競馬界の通説を改めて証明する形となった。