パース10日-西オーストラリア州議会で”連続セックス・モンスター”と呼ばれていた男が少女への性的暴行事件で無罪となった。
Gary Narkle(ギャリー・ナークル)被告(51歳)は、 2005年5月、パース南西部のArmadale(アーマデール)で16歳の少女に同意なしで性行為を行った5件の容疑で起訴。西オーストラリア地裁で裁判が行われていた。
ナークル被告は一貫して容疑を否認し、証拠も提出しなかった。10日、Kevin Sleight(ケビン・スレイト)裁判官は全ての容疑において無罪を言い渡した。
ナークル被告は教会の駐車場で、少女をつかんで押し倒し、性的暴行を行ったとされてきた。しかし、スレイト裁判官はシンナーの常習者である被害者の証言に信頼性はないとした。少女は事件当日もシンナーを吸っていたという。さらに、少女は事件から4日を経て警察に通報し、ナークル被告の暴行を証明することが可能なメディカルテストを受けることも拒否した。
ナークル被告は別の事件でも起訴されており、来年パース治安判事裁判所に出廷予定。Jim McGinty(ジム・マクギンティ)法相は5月18日、ナークル被告を”危険で重度の人格障害を持つ”連続セックス・モンスターだと言い表した。