メルボルン12日-National Tertiary Education Union(全国高等教育連合)によれば、 アサイメントや試験に落ちたことに腹を立てた学生が、大学教師をいじめの標的にしているという。
脅迫や感情的なEメールなどが主だが、中にはストーカー被害に遭ったり、暴力停止命令を申請する教師達もいるとフェアファックス紙は報じている。同連合の職員 Andrew Nette(アンドリュー・ネット)氏は、こうしたいじめは、生徒達の中で増大するプレッシャーからきていると見ている。「学校側は学生を顧客として扱うようになっており、学生達もそのように振る舞う傾向が高くなっている。顧客は何かを支払ったならば、当然得られるものと期待する」とネット氏。voluntary student unionism(VSU:大学が提供してきたサービスを有料化する政策)により受けられるサービスが少なくなったことが、新たなプレッシャ-の原因になっているという。
シドニーのある大学教師は、成績が思わしくなかった生徒とは一対一で会う事を避けると語った。