アデレイド16日-南オーストラリア州(SA)で、子供が乗客に含まれる車中の喫煙が禁止されるかもしれない。これは16日SA州議会に提出された法案で、議会を通過した場合警察はその場で喫煙者に75ドルの罰金を課すことが出来る。同案が法定化された場合、SA州は国内で初の車中禁煙法を施行する州となる。タスマニア州も現在同様の動きを検討中。

この法案は、反喫煙団体の大きな支持を受け、またGail Gago(ゲイル・ガーゴ)Mental Health and Substance Abuse(精神病・薬物乱用問題関連)相は、州政府は、同案が州民の大きな支持を得ていると信じていると語った。

反喫煙団体Action on Smoking and Health Australia(ASH)は、独立して行われた調査によると、車内の喫煙で車中の子供達は危険なレベルの第2次喫煙にさらされているという。ガーゴ精神病・薬物乱用問題関連相によれば、第2次喫煙は、気管支炎、肺炎、肺感染症、肺がん、そして循環器疾患などの様々な深刻な病気を引き起こす可能性があり、子供の新しい喘息患者の中、約8%は第2次喫煙が原因となっていると続けた。