キャンベラ20日-都市部の生活を好み移住する人が増える中、オーストラリアの地方の過疎化が進んでいることが新調査で明らかになった。
同調査結果は21日にキャンベラで開かれるシンポジウムで発表される予定。調査によると、オーストラリアの内陸部の人口の中でも特に若年女性の人口が減少している。男性よりも女性の都市部への移住が多い理由は、農業における労働力の担い手の大多数を男性が占めていることにある。
シドニーとメルボルンの中心部は、郊外、州外、海外などから大勢の人が集まる人気地域となっている。調査の結果、セントラル・ビクトリアが唯一、地方の過疎化傾向に逆行し、最近の移民効果で人口を増大させた。沿岸の小規模な町では、学校を卒業した若者が学業やキャリアチャンスを求めて都市部へ流出するため、若年人口が激減している。報告書は、地方の若者の都市部への流出が人口統計をゆがめ、地方における慢性的な技術不足が生まれる原因となるとまとめている。
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