ホバート24日-オーストラリアを私的に訪問しているデンマーク皇太子一家の唯一の公式撮影イベントがホバート西部のBonorong Wildlife Park(ボロノン野生動物公園)で行われ、約60人の国際ジャーナリストとカメラマンが集まった。警備隊員に伴われてフレデリック皇太子とクリスチャン王子が登場し、イベントはごく落ち着いた雰囲気で始まった。
1歳のクリスチャン王子はコアラをなでるのに躊躇したが、何千というシャッター音が響くマスコミからの注目には好奇心いっぱい。警備隊員はアオシタトカゲ、ウォンバット、その他のオーストラリア特有の動物達を一家に紹介した。その後、メアリー皇太子妃がイキドナのおしっこをかわすというコミカルな展開に。そこで警備隊員は、おとなしくて無害なヤブワラビーを差し出したが、そのワラビーはクリスチャン王子の頭を素早くキック。
スタイリッシュなグレーのコットンブラウスにベージュのパンツ姿のメアリー皇太子妃は現在妊娠中で来年3月に出産予定。生まれてくる赤ちゃんにブルーとピンクのどちらを用意するのかという質問に関しては「まだわからない」と皇太子妃。一方、フレデリック皇太子は「知りたくない」とのこと。
一家は皇太子妃の生まれ故郷で過ごしたこの3日間、マスコミに追われっぱなしだった。今回のイベントは、この後の一家のプライバシーを尊重してほしいという願いを込めて企画されたもの。