キャンベラ27日-27日に国会に提出されたコール独立調査委員会の報告書で、小麦輸出業者のAWB社が旧サダム・フセイン政権に対しリベートを支払っていた件に関して、ジョン・ハワード首相と大臣にはその認識がなかったことが明らかとなった。
また、調査の結果、国連の石油・食糧交換プログラムのもと、AWBが2億9000万ドルのリベートを旧フセイン政権に支払っていたことを豪外交・貿易省(DFAT)が黙認していたとされる疑惑も解消したことが判明。
コール氏は「首相、ならびに外相、貿易相、農林水産相が同件に関して報告を受けていた証拠はない」とした。